会津若松市から虫歯予防事業 ロッテ、全国先駆け始動

 

 菓子メーカーのロッテ(東京都)は23日、歯と口の健康維持を図る「その歯と100年。キシリトールプロジェクト」を会津若松市からスタートすると発表した。キシリトールは、フィンランドで虫歯予防対策として積極的に摂取されている。同社は会津若松市での取り組みをモデルケースに、2023年までに全国10自治体でプロジェクトを展開する見通し。

 同社は、キシリトールによる虫歯予防を社会貢献事業の柱に位置付けている。今回のプロジェクトは「人生100年時代」に合わせ、保育園や幼稚園で子どもたちにキシリトールをとってもらい歯の健康につなげようとする新企画。会津若松市は、先端技術で地域の機能やサービスの質を高める「スマートシティ会津若松」を掲げていることから、スタートの地に選ばれた。

 会津若松市では、すでに同社から保育園・幼稚園の計10園にキシリトール入りタブレットが提供されている。今後は、園内に子どもたちが操作すると、タブレットが出るサーバーを設置。食事やおやつなどの後に摂取してもらう。

 歯磨き習慣の定着や定期的な歯科健診などを組み合わせ、虫歯保有率の低下などを目指す。

 本県の子どもの歯を巡っては、文部科学省の学校保健統計調査で虫歯保有率が高い傾向がある。プロジェクトはオンラインで発表され、室井照平市長は「数ある自治体の中で先んじて展開できることはうれしい。歯と口の健康の向上につながるといい」と述べた。

 ロッテの牛膓栄一社長は「キシリトールは人生100年時代の社会ニーズに貢献できる。活動を会津若松市にご理解いただいたことをうれしく思う」と語った。