福島医大保健科学部、21年4月の開設正式決定 4学科を設置

 

 福島医大は23日、保健科学部の開設について、同日付で萩生田光一文部科学相から正式に認可を受けたと発表した。理学療法士などの医療技術者を養成する新学部の来年4月の開設が正式決定した。

 医大は26日に記者会見を開き、学部の概要などについて発表する。

 保健科学部には理学療法学科(定員40人)、作業療法学科(同40人)、診療放射線科学科(同25人)、臨床検査学科(同40人)の4学科を設置し定員は計145人。

 東日本大震災・東京電力福島第1原発事故後、長引く避難生活などで県民が健康を悪化させるケースが生じたことから、運動療法を担う理学療法士などを地元で養成する必要性が高まった。県や福島医大が新学部開設に向けて準備を進めてきた。

 保健科学部は「がん医療」や、医療従事者が連携して治療などに当たる「チーム医療」を重点分野として教育・研究を進める方針。理学療法学科ではがん患者の日常生活復帰に向けたリハビリテーションなどに力を入れ、臨床検査学科ではがんの早期発見、早期診断につながる細胞診検査を担う人材の育成などに取り組む。

 同学部を巡っては、福島市栄町の旧コルニエツタヤ跡地に地上8階、地下1階の校舎を建設中で、来年1月末完成予定。福島市の駅前に医大の校舎ができることに、中心市街地の活性化につながると期待する声も上がっている。