住民植樹の桜...何者かに「抜かれる」 磐椅神社近く羽黒山参道

 

 喜多方市熱塩加納町熱塩の磐椅(いわはし)神社近くの羽黒山参道で、住民らが植えた桜の苗木16本が何者かに抜かれていたことが25日、関係者への取材で分かった。

 羽黒山は毎年4月に行われる市指定無形民俗文化財「熱塩の梵天(ぼんてん)祭」で知られる。同梵天祭保存会の男性会員(70)が今月18日、桜の木の雪囲い作業のために現地を訪れた際に抜かれている苗木を発見した。抜かれた苗木は近くに置かれたままになっていたという。

 同保存会は、羽黒山を桜の山にしようと5年前から苗木の寄付を募り、これまでに約40本を植えた。1本ずつに寄付者の名前が付けられ、一部は春に開花するまで育っているという。長年、山を守ってきた同神社宮司(78)は「苗木を寄付してくれた人に申し訳ない。なぜこんなことをするのか」と憤った。