「ブランド米」復興支援へ 俳優・野村将希さん、郡山で稲刈り

 
鎌を使って丁寧に稲を刈り取る野村さん

 俳優の野村将希さん(67)が22日、郡山市湖南町で稲刈りを行った。来年度からは野村さんが種まきから稲刈りまで手掛ける「野村ブランド米」として東日本大震災などの被災者にコメを贈ったり、売り上げを寄付したりする考えで、「少しでも福島の復興の力になりたい」と語る。

 今年で芸能生活50周年を迎えた野村さん。来年で震災から10年を迎える福島に思いをはせた。2年前に雑誌の企画で知り合ったという同市湖南町の阿部清紀さんから田んぼを借り、来年度から本格的にコメを育てる。

 準備期間としていた今年は田植えから体験する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で取りやめとなった。この日が稲刈り初体験という野村さんは、地元農家の指導を受けながら鎌を使って丁寧に「里山のつぶ」の稲を刈り取った。コンバインでの稲刈りも体験した。

 野村さんは「今は機械があるが、昔は全て手作業でやっていたかと思うと昔の農家はすごい」と感心した様子。東京電力福島第1原発事故に伴う本県の風評がいまだに払拭(ふっしょく)されていないことについては「福島のコメは大丈夫だという認識を広めていきたい」と語った。

 野村さんが稲刈りした本年度のコメは脱穀した後、同市の「夢住まい館」と「プレステージ」の2店舗で来場者に無償で配布する予定。