コロナ対策強化決議 北海道東北知事会、医療態勢整備や財政支援

 

 福島市で29日に開かれた北海道東北地方知事会議では、医療提供態勢の整備や財政支援などを盛り込んだ新型コロナウイルス感染症対策の充実・強化に関する決議も採択された。

 決議は8項目。医療提供態勢については、新型コロナとインフルエンザの同時流行に備え、診療所への診療・検査態勢の整備支援などを明記した。PCR検査については、行政検査で幅広く対処できるよう要件の緩和を図り、より早く適正な価格で受けられる環境づくりを進め、戦略的に拡大するよう求めた。

 「Go To キャンペーン」では感染拡大に備え、都道府県知事の注意喚起措置などが出された場合、事業を一時停止できるような制度設計を要請。地域経済が持続的に維持・回復できるよう、次年度も官民一体型のキャンペーンを実施することを明記した。

 また、全国的に感染者らに対する差別や偏見が課題となる中、国として継続的な広報や教育・啓発、相談窓口の充実・強化を図るよう指摘。感染者が発生した際の情報公開の在り方について、感染者情報の統一的な公表基準を策定するなど、人権を守る対策を早急に講じるよう求めた。

 開催県として座長を務めた内堀雅雄知事は「感染拡大防止と地域経済回復の両立に向けて取り組んでいくことを共有できた。この決議文を国に提案していく」と述べた。

 知事会議では、治水・治山対策の強化や地方創生の積極的な推進など12項目を国に提言することも決めた。来年は秋田県で開かれる。