健診受診17.7%減 8月末時点、新型コロナで休止や人数制限

 

 全国健康保険協会(協会けんぽ)福島支部が実施している健診を受けた本年度8月末時点の人数は約5万9400人で、前年度同時期より約1万2700人少なく、17.7%減となった。新型コロナウイルスの影響で病院が健診を休止したり、健診会場で人数制限が行われたりしていることが理由。未受診は生活習慣病の悪化などにつながるため、福島支部はバス健診を新たに導入するなどして受診率向上を目指す。

 福島支部が29日、福島市で開かれた評議会に報告した。協会けんぽは35歳以上の加入者を対象として、労働安全衛生法で義務付けられている事業者健診にがん検診を加えた「生活習慣病予防健診」を各地の病院に委託して実施している。

 昨年度は約16万1400人が受診し、8月末時点でも約7万2100人が受診していた。受診率では、昨年8月末時点では26%だったのが、今年8月末時点では21.6%にとどまった。

 福島支部によると、新型コロナの緊急事態宣言を受けて病院は健診業務を休止。宣言の解除を受けて再開した病院でも、3密を避けるため一度に実施する人数を制限しているという。

 福島支部は本年度下半期、加入者に受診を呼び掛けるとともに、健診を行う病院が1カ所しかない県南地域はバスによる健診を新たに導入する。福島支部の担当者は「何とか受診してもらえるよう、工夫したい」と話している。