浪江出身の桑原さん日展大臣賞 無音感じさせる空間、個性的に表現

 

 全国公募展「改組新第7回日本美術展覧会(日展)」の大臣賞などの受賞者が29日発表され、文部科学大臣賞に浪江町出身の特別会員・審査員、桑原富一(とみかず)さん(72)=東京都=の洋画「ヒトリ」が選ばれた。

 桑原さんは双葉高、東京教育大卒。光風会理事。1982(昭和57)年に改組日展初入選。99年と2008年に同展特選。17年に同展日展会員賞。一貫して裸婦を描き続けている作家で、今展の受賞作「ヒトリ」も、裸婦を背景の赤い色彩で浮かび上げる独特の手法で描き、無音を感じさせるような空間を個性的に表現した。

 桑原さんは「高校時代から絵を描き続け、長い間、絵と関わる生活を休むことなく続けてきた」と振り返り「自分のやってきたことが、ある程度認められたと感じ、うれしい」と話した。

 改組新第7回日展は30日~11月22日、東京・六本木の国立新美術館で開かれる。