水文・水資源学会で評価 福島大クリス研究員、横尾准教授が受賞

 
受賞を喜ぶクリス研究員と横尾准教授(左)

 福島大共生システム理工学類のクリス・レオン研究員(35)が水文・水資源学会の論文奨励賞を、同学類の横尾善之准教授(46)が同学会の論文賞をそれぞれ受賞した。福島大から同学会の論文奨励賞と論文賞の受賞者が同時に出るのは初めてだという。クリス研究員は「驚いているが論文が認められてうれしい」と喜びを語った。

 クリス研究員は、発電などの計画を立てる際に必要となる川の流量などのデータ「流況曲線」の新たな推定方法を提唱。この方法を活用すると、データを計測していない発展途上国や島国などでも、流況曲線を予測できるようになるという。

 横尾准教授は、理学や農学、工学分野にまたがる研究者8人と共に取り組んできた山地の水と土砂の流れに関する共同研究の成果についてまとめた論文が評価された。

 2人は、9月17日に開かれた同学会のオンライン総会でそれぞれ受賞した。横尾准教授は「地域の大学から論文賞や論文奨励賞が出ることは大学や地域にとって価値がある。これを機に環境に関心を持ってもらいたい」と話した。クリス研究員は「研究を通じて故郷であるフィジーに貢献したい」と夢を語った。