年賀はがきデザイン「赤べこ」採用に喜び 「会津の人々にエール」

 
記念プレートを手にする中丸さん

 販売が始まった2021年用の寄付金付絵入り年賀はがき全国版の裏面のデザインは、日本郵便切手・葉書室専門役(ぽすくま・手紙振興・切手デザイン担当)の中丸ひとみさん(会津若松市出身)が担当した。「初めてはがきをデザインし、しかも古里の郷土玩具『赤べこ』が採用された。二重の喜びです」。中丸さんは会津発祥の赤べこを全国に発信するチャンスと期待している。

 中丸さんは本来は切手デザイナー。今回はデザイナー8人がコンペ方式ではがきをデザインし、外部のアンケートで1位になった中丸さんのデザインが採用された。来年の干支(えと)が丑(うし)ということもあり、「すぐに赤べこが頭に浮かんだ」という。幼少期から赤べこを目にしていたため、「見なくても描けた」と振り返る。

 タイトルは「梅と赤べこ」で、厳しい寒さの中で花を咲かせる梅と天高く上がる凧(たこ)に希望を込めた。中丸さんは「少しでも会津の人々へのエールになれば」と期待する。

 中丸さんは、日本郵便のキャラクター「ぽすくま」や関連グッズの生みの親でもあり、年賀はがき発売に合わせて10月29日には赤べこ発祥の地とされる柳津町や故郷の会津若松市を訪れた。

 同市役所では、はがきの入った記念プレートやぽすくまの縫いぐるみを室井照平市長に手渡した。

 中丸さんは「いくつもの偶然が重なり赤べこのデザインが実現した。会津の皆さんに喜んでいただきたい」と思いを語った。