名物ドレッシング復活 閉店の店味再現、ファンら商品化へ

 
名物ドレッシングの復活を目指す室井さん(左)と深谷さん

 郡山市の室井秀和さん(37)と須賀川市の深谷学さん(37)は、閉店した地元飲食店の名物ドレッシングの味を再現するプロジェクトに取り組んでいる。商品化を目指し、5、6日に都内で開かれるマルシェに初出店する。

 2人は個人でウェブ制作などを手掛け、仕事を通じ知り合った。プロジェクトのきっかけは今春、郡山市に2年ほど前まであったしゃぶしゃぶ店のドレッシングの話で意気投合したことだった。この店は深谷さんが以前働いており、ドレッシングが評判だった。室井さんもファンの一人だった。

 本業の合間を縫い、特有のクリーミーな食感や味を表現するため試作を重ねた。徐々に協力者も増えた。会津野菜の販売を手掛ける企業から「形がいびつで出荷できない野菜がある」と聞き、会津産ニンジンやタマネギを使わせてもらえることになった。県の補助金も活用。商品名は「走りだしたら勢いがついて止まらなくなり、どこまでもいけそうな様子」を表す方言をもじり「まじっぱね」とした。

 「たくさんの人が協力してくれた」と2人は感謝を口にする。新型コロナウイルスの感染拡大で多くの業種が影響を受けているが、「こういう状況だからこそポジティブに、どんどん挑戦していきたい」と話す。