相馬彩る希望の青 LOVEさん企画、公園に絵付けタイル寄贈

 
ステージに最後のタイルを貼り「子どもたちがダンスや音楽の発表をするのが楽しみ」と話すLOVEさん

 相馬市の支援を続けるシンガー・ソングライターのLOVE(ラブ)さん(37)は、同市沿岸部にある尾浜こども公園のステージを子どもたちが絵付けしたタイルで彩った。公園で行われた寄贈式でLOVEさんが最後のタイルを貼り「このステージで子どもたちがダンスや音楽の発表をするのが楽しみ」と声を弾ませた。

 LOVEさんは東日本大震災後、東京都や大阪府で音楽イベントを開き、収益で相馬市の児童に文房具を贈ってきた。2018(平成30)年からは毎年、イベントを同市で開くなど復興を後押ししてきた。

 今回の企画では、絵付けに新種の青の顔料インミンブルーを使った絵の具「SOMA BLUE(ソウマブルー)」を使用した。顔料の「色あせない」という特徴に着目し、子どもたちの手で、永遠に色あせない企画をすることで、未来に希望を持ってもらう狙いだ。

 用意したタイルは504枚。音楽イベントでの体験型講座のほか、地元の原釜幼稚園やみなと保育園の園児に絵やメッセージを描いてもらった。

 焼き上げは親交のある大堀相馬焼松永窯。タイルには、自分の名前や「希望」などのメッセージ、LOVEさんにちなみ「LOVE」「愛」などのメッセージも目立った。

 寄贈式では、みなと保育園の園児が完成を見守った。LOVEさんは「震災を経験した子どもたちだからこそ自分の書いたメッセージが沿岸部に残ることに意味がある」と説明、「いつか子どもたちが親となり自分の子どもとこのタイルを見に来てほしい」とステージを見つめた。