人員や配送などAIが手配 会津大と東京の企業、システム開発へ

 

 会津大と南相馬市に工場を建設している大型精密部品加工などのロボコム・アンド・エフエイコム(東京都)は、製品受注後に人工知能(AI)が材料や人員、作業場所、配送手段などを自動で手配するシステムを共同開発する。同社が6日、発表した。AIが作業計画を作成、一元管理することで、納品の迅速化につながると期待される。

 ロボコム社によると、製造業では製品の注文を受けると熟練の技術者が作業計画を作成、管理することが多いという。部品の発注には設計図の完成を待つために納品が遅れるなど、部門間の情報共有が課題になっている。

 共同開発するシステムでは、注文を受けた段階で過去のデータを基にAIが作業計画を作成、必要な材料や人員などを確保する。過去に注文がない製品でも対応が可能という。

 市場の動向も加味することで急な受注減を予測したり、生産計画を自動で下方修正する機能も搭載する予定だ。

 共同開発は、南相馬市に建設中の同社南相馬工場が、会津大も入居する「福島ロボットテストフィールド」の近くにある縁で決まった。来年5月に稼働予定の同工場で実証実験を行う。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した製造業向けのデジタル技術開発支援事業に採択されている。