大塚山古墳の歴史学ぶ 「発掘された日本列島」イベント、現地見学

 
会津大塚山古墳で説明を受ける参加者

 県立博物館(会津若松市)で15日まで開催中の企画展「発掘された日本列島2020」の関連イベント「歩いて学ぶ会津大塚山古墳」は7日、同館講堂と現地で開かれ、参加者が県内トップクラスの大きさを誇る会津大塚山古墳の歴史やヤマト政権との関わりに理解を深めた。

 同古墳は全長114メートルの前方後円墳で、約1700年前の4世紀中ごろ(古墳時代前期)に造られたと考えられる。前方部は2段、後円部は2段か3段で、少し時代が違う二つの棺や、ヤマト政権との関わりを示すとみられる三角縁神獣鏡などの出土遺物がある。

 同日は約20人が参加。同館講堂での解説では、講師を務めた同博物館学芸員の平沢慎(まこと)さんが北陸や越後にも同じ例がみられる「張り出し部」という施設に触れ、「近畿だけでなく、日本海側の地域との関連も考えられる」とした。三角縁神獣鏡の出土については「ヤマト政権の勢力が東北南部まで広がっていたことを示す。かなり力のある男性が埋葬されたはずだ」と述べた。

 現地では自然の地形を生かして古墳が造られている様子などを確認した。

 企画展は文化庁、同博物館、福島民友新聞社、全国新聞社事業協議会などの主催。時間は午前9時30分~午後5時(入場は同4時30分)。月曜日休館。観覧料は一般・大学生700円、高校生以下無料。