伝承館など3施設連携...福島県『復興』発信 双葉で合同開所式

 
開所を祝いテープカットする関係者=双葉町産業交流センター

 東日本大震災・原子力災害伝承館、双葉町産業交流センター、県復興祈念公園の合同開所式は7日、双葉町で行われた。関係者は隣接する3施設が連携し、本県復興をけん引、発信する拠点となるよう願った。

 式典は県と双葉町の主催。出席者約60人が震災犠牲者に対し黙とうをささげた。内堀雅雄知事が「多くの人々が震災と原発事故を自分事として捉え、福島復興に関心を持ってもらえるよう取り組みを進める」、伊沢史朗町長が「町ににぎわいを取り戻す第一歩。双葉町の復興をさらに前進させ、地方創生のモデルとなる新たな町づくりに挑戦する決意だ」とそれぞれ式辞を述べた。開所を祝うテープカットも行われた。

 開所式に合わせ、伝承館と産業交流センターでオープニングイベントが開かれた。伝承館の高村昇館長らによるトークセッションのほか、屋外ステージでは標葉(しねは)せんだん太鼓など地域の伝統芸能が披露された。

 伝承館は震災と原発事故の記憶と教訓を後世に伝える県の記録施設として9月20日に開館。産業交流センターは10月1日にオープンし、町の産業復興や観光交流などの中核を担う。公園は現在整備中で、一部の利用が始まっている。