「地域の歴史」学ぶ...街づくりに生かす 棚倉・歴史文化講演会

 
「棚倉の歴史 いにしえから明日へ」をテーマに語り合う(右から)湯座町長、阿部氏ら=7日午後、棚倉町

 日本や地域の歴史を学び今に生かす「歴史文化講演会in棚倉~温故知新」が7日、棚倉町文化センター「倉美館」で開かれた。棚倉の歴史をテーマにした討論でパネリストを務めた棚倉藩阿部家22代当主の阿部正靖さんと湯座一平町長は、棚倉藩にあった藩校「修道館」で高度な教育が行われていたことなどを踏まえ、地域の歴史を正しく学ぶことの重要性や、地域の特徴的な歴史を街づくりに生かすことの有効性を強調した。

 約200人が出席。阿部さんは江戸末期~明治初期の棚倉藩の置かれた立場や情勢などを解説。「修道館では論語などのほか史学、政治学、武術、砲術など多彩な授業が行われており、そうしたことを教えられる人材が棚倉にいたことを示している」と指摘した。湯座町長は町の「歴史的風致維持向上計画」が国の認定を受けたことに触れ、「歴史文化を踏まえ、活気あるまちづくりをしていきたい」と決意を述べた。パネル討論は桜の聖母生涯学習センター講師の岡田峰幸さんが司会を務めた。

 このほか、漢字文化振興協会長で水戸徳川家15代当主の徳川斉正(なりまさ)さんと、徳川記念財団副理事長で徳川宗家18代当主長男の徳川家広さんが講演し、徳川家の人々が歴史上で果たした役割などについて紹介した。

 講演会は福島民友新聞社と漢字文化振興協会、徳川記念財団の主催、町教委の共催、県、読売新聞東京本社福島支局、福島中央テレビ、ふくしまFMの後援、藤田建設工業、東京海上日動火災保険の協賛。