「八田野神楽」地域の宝に 記念碑を建立、会津若松・八田野集落

 
建立された八田野神楽の記念碑

 会津若松市河東町の八田野集落に伝わる八田野神楽を「地域の宝」として後世に伝えようと、八田野神楽保存会が同集落の神明神社前に記念碑を建立した。除幕式が10日までに行われ、会員や関係者らが集落の安寧と歴史の伝承を願った。

 八田野神楽は伊勢流の流れをくむと考えられ、明治時代初期から同集落に継承されているとみられる。当時の人々の信仰は厚く、旧正月も松の内が明けると同集落だけでなく近隣まで出向いたという。

 各戸ごとに神楽舞を行って家々に住む悪魔を追い払い、一年の無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈ってきた。

 戦争などによる中断もあったが、集落の有志が立ち上がり、1979(昭和54)年9月に同保存会が発足。同集落の区長が会長、青年会長が副会長という組織体制を確立し、現在も春の彼岸に同集落の約80戸を一軒一軒回っている。

 ひょっとこやおかめ、鍾馗(しょうき)様の舞があり、笛や太鼓、鐘の音に合わせて踊るという。

 除幕式では小林修会長や吉田直美河東公民館長があいさつし、小林会長、吉田公民館長、施工業者代表、出演者代表の渡部隆さんらが除幕した。

 会場を北塩原村のリゾート温泉施設ラビスパ裏磐梯に移して祝賀会も開かれた。