「大志の松」記念刻字に 台風被災の大木を製材、いわきの小学校

 
贈呈された記念刻字

 いわき市の草野小は、昨年9月の台風15号の強風で倒れた推定樹齢約400年のマツの木「大志の松」から記念刻字を作った。同校で10日までに、贈呈式が行われ、昨年度の在校生約420人に配布した。

 大志の松は、高さ約20メートル、幹回り3.25メートルある大木で、長年同校のシンボルとして親しまれていた。倒木後、マツを形に残そうと縦10センチ、横15センチの板に製材した。

 元PTA会長の冨岡正治さん(69)が板に「大志の松」の焼き印を押し、刻游会の唯野広見さん(83)がマツの名前からとった「志」の字を一枚一枚手彫りして、記念刻字として420枚を作った。

 贈呈式では、冨岡さんと唯野さんが代表児童2人に記念刻字を贈った。6年生の男子児童(11)は「大志の松と共にこれからも挑戦を続けたい」とお礼を述べ、唯野さんは「心を込めて作った。大事にしてもらえたら」と話した。