福島県、1日の検査「9248検体」 新型コロナ、医療機関拡充

 

 新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に備え、県は1日当たり9248検体の新型コロナ検査を可能にする態勢を整える。検査需要に対応するため、12月末までに検査可能な医療機関を現在の362カ所から457カ所に拡充する。12日に開いた感染症対策本部員会議で示した。

 国の指針によると、インフルエンザの流行がピークを迎えた際、県内では従来の検査に加え、発熱患者の増加に伴う検査の需要が高まり、1日7611検体の検査が必要になると見込まれている。県は検体採取能力を確保した上で、かかりつけ医など地域の医療機関で使用される抗原検査簡易キットを中心に検査能力を拡充し、県民が安心できる検査態勢構築を目指す。

 9248検体の内訳は、PCR検査2232検体と機械で分析する抗原検査168検体、抗原検査の簡易キットによる検査6848検体。検体の採取について県内では現在、かかりつけ医を含む362医療機関で1日5792検体の採取が可能と推定されるという。

 会議で、県アドバイザーの金光敬二福島医大教授は「東京や北海道で感染者が増加している。(本県の)インフルエンザ流行に備えた態勢整備はだいぶ構築されてきたが、感染防止に向けてさらに努力が必要」と指摘した。