免疫力高めて健康で長生きに 鎌田實さん郡山で講演

 
長寿社会を健康に生きるための食事や運動などについて講演する鎌田さん

 諏訪中央病院(長野県)名誉院長の鎌田實さんは13日、郡山市で講演し、新型コロナウイルス感染予防策や、長寿社会を健康に生きる上で必要な食事や運動などについて語った。

 市主催の「郡山市豊かな長寿社会いきいきふれあいの集い」の記念講演で登壇。約900人が参加した。

 鎌田さんは「命を支えるということ "がんばらない"けど"あきらめない"」と題して講演。

 新型コロナ感染予防のために免疫力を高める方法として、日光に当たること、体や腸を温めることが必要だと解説。これから冬を迎えるに当たり、手洗いや換気に加えて「マフラーや手袋は1日置きに使うようにするべきだ」と助言した。

 また、過度な自粛は、心身の機能が低下する状態「フレイル」や認知機能低下につながる危険性があると指摘。社会参加の重要性を強調し、「ソーシャルディスタンスではなく、フィジカルディスタンス(身体的距離)を保ち、ソーシャルコネクティング(社会的なつながり)を持ち続けることが大切」とした。感染者を差別する社会の風潮が過度な自粛を招くとして、差別のない社会を訴えた。

 足踏みしながら一人じゃんけんをするなどの、認知症防止のための運動「コグニサイズ」や、口腔(こうくう)フレイルを予防する簡単な体操なども紹介。一人が行動することで、その家族などの生活や意識も変わっていくとして、「やるべきことをやるかどうか。一つでもいいから生活の中で行動を変えてみてほしい」と、自分や家族の健康のための行動を呼び掛けた。