「福数多」世界に届け 岩瀬農高産米、ベトナム輸出へ準備

 
「福数多」の輸出に向け準備を進めている(左から)星さん、安部さん、並木さん

 岩瀬農高は同校産コシヒカリのベトナムへの輸出に向け「福数多(ふくあまた)」と名付けた。同校産米は農産物や農作業の安全性などにお墨付きを与える国際認証「グローバルGAP(ギャップ、農業生産工程管理)」を受けている。生徒は英語表記のパンフレットを作るなど準備を進めている。

 1、2年生9人が輸出に向けた商品を企画。こおりやま広域連携中枢都市圏内の市町村を対象にしたベトナム輸出の可能性調査に加わり、17日に2合の真空パックにした商品サンプルを郡山市に託した。生徒は福数多に「福島から数多くの福が届くように」との思いを込めたという。

 生物生産科の星萌生(めい)さん(2年)は、先輩がオランダの農業学校を訪ね本県産の農産物の安全性について聞いたところ、現地の生徒の多くが「デンジャラスフード(危険な食べ物)」と答えたという話が胸に残っている。「風評被害は10年たっても払拭(ふっしょく)できない。福数多で県産米を知ってもらい、風評をゼロにするはじめの一歩にしたい」と意気込む。

 市役所で行われた市への受け渡しで、星さんとアグリビジネス科の安部源翔さん(2年)、並木菜緒さん(1年)らが品川萬里市長に商品サンプルを手渡した。商品は月内に現地の担当者に送られるという。