釣り人海中転落防止へ協力 釣具店と遊漁船を認定、福島海保

 
久木部長(前列左)から認定証などを受けた釣具店の店主ら

 福島海上保安部は17日、釣り人への海中転落防止を呼び掛けるためいわき市の釣具店と遊漁船5団体を東北地方初の「釣り人海中転落防止SHOP&SHIP」、店主らを「セーフティアドバイザー」に認定した。店主らは利用者に積極的な安全啓発を繰り広げる。

 釣り人の海中転落事故が1~10月に県内で4件発生しており、過去10年で最多件数となっているため、事故を減らそうと福島海保が認定。事故は全て同市だったため、市内の3釣具店、2遊漁船を対象とした。

 認定証交付式は同市の小名浜港湾合同庁舎で行われ、久木正則部長が5人に認定証などを手渡した。

 久木部長は「これからは海が荒れやすくなる。福島の安全な海釣りの環境をつくっていきたい」とあいさつ。認定を受けた坂本つり具の坂本政男店主(71)は「釣り人の安全のために協力していきたい」と語った。

 認定に先立ち、安全講習と実技訓練が実施された。講習では救命胴衣の着用の重要性が説明された。訓練では店主らがクーラーボックスなど海に浮く物の投げ入れ方を実践。真剣な表情で臨んでいた。