地元芸術家の魅力伝える 若松・17歳赤羽さんフリーマガジン発行

 
室井市長にフリーマガジンの完成を報告する赤羽さん

 会津若松市の赤羽秀斗さん(17)が、地元の芸術家の活動などをまとめたフリーマガジンを発行した。

 一人で取材、編集

 取材や編集を一人でこなし、個性的な一冊を作り上げた。赤羽さんは「フリーマガジンは今後も継続し、不定期で発行していく。全力投球で取り組む」と意欲を燃やす。

 2000部を作製。猪苗代町のはじまりの美術館、西会津町の西会津国際芸術村、湯川村の道の駅あいづ湯川・会津坂下などで入手できる。県外でも一部を配布する。

 幼いころからこだわりが強く「変わり者」と言われることもあった赤羽さん。社会的な慣習に疑問を抱くこともあり「生きづらさ」を感じたこともあったという。

 そんな中「待っているだけでなく、生きづらい世界を自分から変えたい」とフリーマガジンを作り、発信することを思い付いた。

 今年8月から作成作業に入り、資金はクラウドファンディングで集めた。西会津町の地域おこし協力隊で和紙職人の滝沢徹也さんなどを直接取材して、独自の感性で記事にまとめた。

 赤羽さんは現在、通信制高校で学ぶ。東京芸術大で先端芸術を専攻することを目標としている。「アートというフィルターを通じて日常を捉え、生きづらさを感じている人たちのお守りになるようなものをつくりたい」と夢を語った。

 赤羽さんは16日、市役所を訪れ、室井照平市長にフリーマガジンの完成を報告した。室井市長は「活動をくじけず、続けてほしい。思い描いた世界は実現できるようになる」と激励した。