ミス発覚恐れ相談せず...県自然保護課職員が不適切な事務処理

 

 県は19日、自然保護課の30代女性職員が委託事業者に対し、上司に無断で事業の一部中止や追加発注を指示する不適切な事務処理を行っていたと発表した。追加発注により、158万円の追加費用が発生した。

 県によると、不適切な事務処理があったのはビューポイント整備などを通じて自然公園の魅力向上を図る事業。県が昨年度に2570万円で事業者に委託した。

 同事業では2月上旬に紹介パンフレットなどのタイトルが変わったが、女性職員は委託事業者への連絡を怠り、変更前のタイトルのままパンフレットや案内板が製作された。ミス発覚を恐れた女性職員は上司に相談せず、事業者にパンフレットの配布中止などを指示、配布などが完了したとする報告書も提出させた。

 8月に管理職が配布先などを確認し、事業が完了していないことが分かったという。また女性職員が上司に相談せず正しいタイトルのパンフレットや案内板などを追加発注していたことも判明した。

 女性職員は県の聞き取りに「事業者への(タイトル変更の)指示が間に合わず、周りに言えなかった」と話しているという。県は再発防止策として、情報共有や業務進行の管理を徹底するとしている。追加発注の費用は県が支払う。