AIが最適経路判断、若松でバス試乗会 会津乗合自動車など導入

 
運転席脇に取り付けられた新システムのタブレット端末

 会津乗合自動車(会津バス、会津若松市)などが導入した新システム「ダイナミックルーティング」の試乗会が19日、会津若松市で開かれた。

 新システムではバスの予約状況を基に、人工知能(AI)が最適なルートやダイヤを数秒間で判断する。運転席の脇にタブレット端末があり、運転手はAIの指示したルートで運行する。

 試乗会には約30人が参加。実際の運行と同じように専用アプリでバス乗車を予約し、バーチャル(仮想)バス停から乗車した。

 予約があった場合にだけバーチャルバス停を経由する。通常のバス路線から離れた場所でも乗車できるのが特徴。

 市内では会津オリンパス(会津若松市)の従業員を対象に、通勤退勤用として10月27日に運行を開始した。AIを活用し、中型バスで商用運行を始めたのは全国初という。今後、課題を検証した上で、市民向けなど対象を広げる方針。

 会津バスを傘下に置くみちのりホールディングス(東京)の松本順社長グループ最高経営責任者(CEO)は「バスは固定ルート、固定ダイヤが常識だったが、可変となった。大きなな変化だ」と期待を込めた。