大内宿『冬支度』せず...「3連休」コロナ対策に追われる観光地

 
小雨が降る中、観光客でにぎわう大内宿=21日、下郷町

 3連休初日となった21日、県内観光地も観光客でにぎわった。ただ、冬を控え全国的に新型コロナウイルス感染症が急拡大し、受け入れ側は換気などの対策を徹底しながら、観光客を迎える。

 下郷町の大内宿は、小雨の降る中、観光客で盛況だった。専用駐車場の10、11月の入り込み台数は、昨年を超える見込みで約8割以上が県外ナンバーという。大内区長の只浦豊次さん(66)は「予想以上にGo To キャンペーンの影響が大きい。出掛けようというムードができている」と分析する。

 大内宿は、書き入れ時の5月に営業を自粛。飲食店などを経営する只浦さんは「地域や会社の経営を考えれば営業の自粛はもうできない」として、感染症対策と経済を両立しようと試行錯誤を続ける。

 大内宿各店では密にならないよう予約を呼び掛けるなど感染対策を徹底。来月から、換気のため例年実施しているビニールなどで店舗を囲う「冬支度」などはしない予定だ。只浦さんは「地域一丸となって安全・安心を確保しながら全国からのお客さまをおもてなししたい」と話す。

 一方、政府の「Go To」キャンペーンの運用見直しで、県内観光への影響は現時点で不透明だが、只浦さんは「今冬は外国人観光客が見込めず関東など国内からの客に期待をしている。人の動きがどうなるか見守りたい」と話した。

 いわき市小名浜のアクアマリンふくしまは21日、前年と比べて約8割の人が来館。同館によると、「Go To トラベル」の地域共通クーポンを利用して訪れる観光客も多いという。武藤清副館長(53)は「これまで通り対策を徹底し、お客さまを迎えたい」と話した。