飯野中「こもれび」全国PTA広報紙入賞 保護者協力、面白い紙面

第42回全国小・中学校PTA広報紙コンクールで中学校部門日本教育新聞社長賞に選ばれた飯野中父母と教師の会(福島市)の「こもれび」は、今回で4年連続の入賞となった。中心となって制作に当たっている同会広報委員会の松本敬さん(49)は「保護者の協力のおかげで面白い紙面を作ることができている」と感謝する。同賞は、文部科学大臣賞、日本PTA全国協議会長賞に次ぐ3番目の賞。
こもれびは、同委員会の8人が学期ごとに発行している。発行に当たり心掛けていることは、読者を飽きさせないこと。生徒と先生の写真を多く使うなど工夫を凝らしているという。
片面A4オールカラーの紙面を開くと、所狭しと並んだ学校行事での生徒の素顔や、ポーズを取る先生の写真が目に飛び込む。松本さんは「保護者には先生の表情など、学校の見えないところが伝わる。生徒も自分の写真が載っていれば楽しめる」と説明する。
委員会が特に力を入れているのは生徒と保護者から取るアンケートだ。「あなたのこどもの自慢できるところは?」など、普段親子で話さないような本音が載り、生徒と保護者の橋渡しも担っている。
回答内容が充実し、回収率も良いため、制作チームは多くの時間をアンケート集計に当てているという。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で学校行事の中止や縮小が相次いだが、こもれびは途切れることなく発行。広報委員長の阿部友恵さん(44)は「学校の様子がよく伝わっている内容だと評価されたのだと思う。不安な時期だからこそ、学校の様子を保護者に伝えたい」と話している。
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