福島医大が浜通りで医薬品開発 拠点を検討、新型コロナ研究など

 

 福島医大は医療・産業トランスレーショナルリサーチセンター(TRセンター)の研究拠点の一部を浜通りに設ける方向で検討していることが9日、分かった。同日、南相馬市小高区と大熊町を視察した福島医大の竹之下誠一理事長が明らかにした。

 同センターは医療と産業の橋渡し役を担う医薬品開発支援拠点で、新型コロナウイルス感染症の治療薬を目指す共同プロジェクトなどを進めている。竹之下理事長によると新たに設ける拠点では、新型コロナ感染症の抗体医薬品の研究などを行う考えで、来年度中の開所を目指し帰還困難区域を中心に設置場所を検討していく方針。整備に向けて、同市小高区と大熊町を見て回った竹之下理事長は視察後の取材に「浜通りの産業集積を考えた上で、TRセンターの一部拠点の設置を検討したい」と述べた。