「接触の機会は最小限に」 福島県内最多17人感染に『危機感』

 

 新型コロナウイルス感染症に関する県アドバイザーの金光敬二福島医大教授は11日、1日当たりの感染者数が17人と過去最多になったことを受け「酒の席は控えるべきだ。このまま増加すれば、警戒レベルを1から2に上げることを考えていかなければならない」と危機感を示した。

 県庁で開かれた本部員会議で発言した。金光氏は医療態勢の逼迫(ひっぱく)を懸念した上で、警戒レベルを2に上げた場合、県民への制約が厳しくなると説明。「年末年始になれば医療態勢が非常に手薄になり、入院調整が困難になることも想定される。接触する機会を最小限にしてほしい」と求めた。

 県内の直近1週間の感染者数は67人で、前週の2.7倍(42人増)となっている。

 内堀雅雄知事は県の「感染防止対策取り組みステッカー」を配布した福島市内の飲食店などを、市と共同で現地調査する考えを示した。市内では2件のクラスター(感染者集団)が発生しており、感染防止対策の徹底を促す。内堀知事は月別の感染拡大のスピードが最多だった10月を大きく上回っていると指摘。「対策疲れや気の緩みから基本的な感染防止対策を怠ると、感染が一気に増加することも懸念される」と述べた。

 本部員会議では、県内の1日当たりのPCR検査態勢が200検体増え、2204検体になったことも報告された。