「ミュシャ展」開幕!郡山市立美術館 ファンら優美な作品鑑賞

19世紀末の芸術運動「アールヌーボー(新しい芸術)」の旗手として活躍した画家アルフォンス・ミュシャ(1860~1939年)の作品を紹介する「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」は12日、郡山市立美術館で始まった。初日は、開幕を待ちわびた多くの人たちが訪れ、ミュシャの優美な作品に見入った。
会場にはミュシャの代表作をはじめ、ミュシャから影響を受けた日本の文芸誌や漫画など約250点を展示。来場者らは、同展オフィシャルサポーターを務める千葉雄大さん(俳優)の音声ガイドを聞くなどしながら、作品の魅力に触れた。
家族と来館した郡山市の女性(35)は昨年、チェコのミュシャ美術館を訪ねたほどのファン。飼い猫にもミュシャと名付けているという。「地元でミュシャの本格的な展覧会が開かれることに感激している。独特の曲線美をじっくり鑑賞したい」と話した。
同展は郡山市立美術館、福島中央テレビ、福島民友新聞社でつくる実行委員会、ミュシャ財団の主催。福島中央テレビ開局50周年、福島民友新聞創刊125周年の記念事業。
会期は来年3月7日まで。時間は午前9時30分~午後5時(最終入館は同4時30分)。観覧料は一般1500円、高校・大学生、65歳以上900円。中学生以下、障害者手帳を持っている人は無料。問い合わせは福島民友新聞社事業部(電話024・523・1334、平日午前10時~午後5時)へ。
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