ベトナムの技能評価試験、郡山の企業協力 機械製図の検定

 
試験会場の様子をチェックする谷島社長(右)ら

 ベトナムに日本式のものづくりの技能評価システムを伝えるための評価者講習と技能検定が今月、機械開発などを手掛ける郡山市の企業「コスモテック」と、ベトナムのハノイ工業大をつないで行われた。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)を対象にした厚生労働省の事業の一環。日本式の技能評価システムを伝え、熟練した技能労働者を育成する狙い。

 この事業は2002(平成14)年度に始まり、同省によるとこれまでインドネシアで「機械検査」など7職種、ベトナムでは「旋盤」と「フライス盤」の2職種で日本式の国家技能検定が行われている。

 今回は「機械製図」の技能検定が初めて行われた。ベトナムに現地法人を構え、機械製図の技能指導にも取り組むコスモテックが同省に協力し、試験問題の翻訳や評価方法の検討など技能検定の仕組みづくりを担当した。

 技能検定は11月30日~12月4日、同大の試験会場と同社をウェブでつなぐ形で行われた。現地日系企業の従業員ら約10人が学科と実技の試験を受けた。

 採点を担当する同大関係者らへの講習も行い、評価方法などを説明した。同社の谷島昇社長は「日本式の技能検定を通して技術レベルが上がり、日本とベトナムとのつながりがさらに強まれば」と話した。