二本松の園児虐待、内堀知事「重く受け止める」 根絶に取り組む

 

 二本松市の認可保育所「すまいるえくぼ」の前園長による園児虐待問題で、内堀雅雄知事は14日の定例会見で、虐待の通報に基づき県が3度調査したが端緒をつかめなかったことについて「調査をしたが結果として虐待の事実を把握できなかったことは事実。重く受け止める」との認識を示した。

 県は、昨年4月、10月と今年9月に、虐待の通報や定期的な指導監査として調査を実施。ただ、前園長への聞き取りにとどめたため、虐待を確認できなかった。

 11月に二本松市から県に情報提供があり、県などが抜き打ちで保育所を訪問。全職員約10人へ聞き取りしたところ、ほぼ全員が前園長の虐待を証言、前園長も虐待を認めた。県は保育所に改善命令を出している。

 県は、虐待の通報があった際には事前通告なしの調査を実施することを市町村などに通達した。内堀知事は「保育施設への指導を徹底して虐待、体罰などの根絶に取り組む」と述べた。

 県警「県と情報共有」

 二本松市の認可保育所「すまいるえくぼ」の前園長による園児虐待問題で、県警の佐治誠生活安全部長は14日に開かれた県議会福祉公安委員会で、県と情報共有を図っていくとの認識を示した。