田村の『鬼伝説』アニメ化 地域PR、ネット配信や返礼品包装に

 
キャラクターがデザインされた、ふるさと納税返礼品

 田村市は、地域に伝わる「鬼伝説」に基づくオリジナルアニメを制作し、観光誘客やふるさと納税の普及啓発を目指す。アニメはインターネットで配信するほか、ふるさと納税産品のパッケージに活用する。14日、企画について会見した本田仁一市長は「田村市の認知度を高め、魅力ある地域づくりにつなげたい」と意気込みを語った。

 市の地域ブランディング事業の一環として実施する。田村市には、東北地方に攻め込んできた武将の坂上田村麻呂と、地域を守ろうと立ち上がった大多鬼丸の戦いにまつわる伝説が語り継がれている。アニメは、両者の戦いをモチーフにしたショートアニメ「オニタムラ」で、プロデュース会社XPJPが制作を受託する。

 アニメを通じて田村市の情報発信に努めるほか、キャラクターをコメや地ビール、ふるさと納税の返礼品パッケージに採用し、「鬼伝説の田村」をアピールする。「鬼事業」にちなんだ新返礼品として、同市船引町に祭られている「お人形様」Tシャツを作製した。お人形様は、悪疫退散のために鬼の形相で地域を守る人形として知られている。

 会見では、XPJPの渡辺賢一社長が事業概要を説明。渡辺社長は「征夷大将軍の坂上田村麻呂と大多鬼丸。出自は違えど、互いに郷土を愛して戦った。どちらが善でも悪でもないと思う。いまだに色あせないメッセージがある」と述べ、「1200年前の鬼伝説を通して、田村市の魅力を発信したい」と語った。

 予告編はウェブサイト(http://onitamura.com/)で閲覧できる。