福島県内5日連続10人以上感染 新型コロナ、過去上回る速さで拡大

 

 県内の新型コロナウイルスの感染状況が「ステージ2」に入った。県内では12月に入り121人(13日現在)の感染が確認され、月別で最多だった10月の135人を大幅に上回るペースで拡大。13日まで5日連続で1日当たりの感染者数が10人以上となっているほか、三つのクラスター(感染者集団)が発生した福島市では既に79人の感染が判明するなど悪化の一途をたどっている。

 年末年始は会食や帰省でさらなる感染拡大が懸念されることから、内堀雅雄知事は▽会食は少人数、短時間で▽席は正面や真横を避け、斜め向かいで▽家庭内でもなるべくマスクを着用―など感染対策を例示しながら「対策疲れや気の緩みから基本的な対策を怠ると一気に拡大する。一人一人の慎重な行動が重要だ」と述べた。

 福島のクラスター、最多に並ぶ21人に

 県内の感染確認のうち13日に感染が判明した福島市に住む20代の無職女性はクラスター化した同市のスナックの利用客。スナックのクラスターは計21人となり、郡山市の専門学校グループで発生したクラスターと並び最多となった。

 12日に陽性と分かった2人は、福島市でクラスターに発展した忘年会に参加しており、「忘年会クラスター」は計10人となった。参加者14人のうち、ほかの4人はPCR検査で陰性と判明。市は現在、飲食店従業員の検査を進めている。

 12、13両日の感染者の内訳は、福島市14人、郡山市3人、昭和村2人、いわき、二本松両市と国見、川俣両町が各1人。昭和村と国見町では初の感染確認となった。12日に陽性と判明した国見町の30代男性と二本松市の60代男性の2人、13日判明の福島市に住む20代の会社員男性と福島医大の10代の女子学生、いわき市の30代の会社員女性、郡山市の20代男性の4人の計6人は現時点で感染経路が不明。

 14日には、福島医大が学生1人の感染が判明したと発表した。学生の感染確認は6人目。同大は「現時点で患者への影響はない」として通常通り付属病院の外来・入院診療を行っている。

 県は、13日までに4人が退院したとも発表した。入院者(予定含む)105人のうち、重症は4人。7人が宿泊療養中。