広野産バナナの繊維使い和紙 児童が手すき体験、卒業証書に活用

 
バナナの繊維を混ぜ込んだ材料で、卒業証書に使う和紙作りに挑戦する児童

 広野町の広野小の6年生16人が14日、同校でいわき市遠野町に伝わる「遠野和紙」の手すきを体験した。町が特産品化を目指すバナナの茎の繊維を混ぜ込んだ材料を使ったオリジナルの和紙で、3月に自身の卒業証書となる。

 遠野和紙を継承する地域おこし協力隊の平山祐さん(38)、綾子さん(34)夫妻らが指導した。和紙の主原料となるコウゾに町産バナナの繊維を加えることで、ほのかに黄色がかった和紙になるという。

 児童は手すきを体験しながら、400年以上の歴史がある遠野和紙の伝統と、町の新たな挑戦に理解を深めた。

 児童(11)は「貴重な体験だった。自分で作った和紙が卒業証書になるのが楽しみ」と話した。