新型コロナ、福島市の感染「東京並み」 2週間の取り組み重要

 

 県内の新型コロナウイルスの1日当たりの感染確認数が過去最多の28人に上った。12月の感染者は計157人で、9~15日の直近1週間の感染者は103人となり、前週(2~8日)の49人から倍増。「ステージ2」(感染者の漸増)の県内で感染が急拡大している。

 県アドバイザーの金光敬二福島医大教授は、16日の県感染症対策本部員会議で「頑張るべきなのは今だ。率直に言って飲み会、食事会、忘年会は遠慮してほしい」と県民に呼び掛けた。

 金光氏はステージ2について「4段階の下から2番目だから余裕があるとは考えないでほしい」と指摘。さらなる感染拡大は医療崩壊に直結するとの懸念を示し、ここ2週間の取り組みの重要性を強調した。

 今月の感染者のうち福島市が101人を占め、単独の市町村としては県内で初めて1月当たりの感染者が100人を超えた。金光氏は「人口10万人当たりの陽性者数は東京都並み」と危機感をあらわにした。

 内堀雅雄知事は「医療提供体制の負荷が急激に増大し、特に県北地方が厳しい状況だ」と述べ、年末年始の帰省や初詣を巡り「3密」(密閉、密集、密接)や混雑の回避、基本的な感染防止対策の徹底を求めた。

 県は、県内の感染状況の周知と、年末年始の会食や帰省に注意を呼び掛けるための文書をホームページに掲載した。