コロナ対策費143億円 12月福島県会閉会、副議長に青木氏選ぶ

 

 県議会は17日、12月定例会の最終本会議を開き、新型コロナウイルス感染防止対策費などを盛り込んだ143億4100万円の一般会計補正予算案や追加提出された人事案など知事提出71件と議員提出の意見書5件を可決、同意、認定して閉会した。現副議長の辞任に伴う副議長選では、第78代副議長に青木稔氏(75)=自民、いわき市、9期=を選んだ。

 副議長職を巡っては、現職の長尾トモ子氏(72)=自民、郡山市、5期=が、郡山市議に粗品を贈った問題を受け副議長辞職願を提出していた。本会議では、辞職願を許可した後、副議長選に移った。

 最大会派の自民は、突然の副議長交代劇で、次期副議長の任期が慣例で残り1年であることなどを踏まえ、会派内で最も議員経験が長く副議長経験のある青木氏を擁立。副議長選は無記名投票で行われ、青木氏が有効票57票のうち34票を獲得し、県民連合が推した宗方保氏(72)=須賀川市・岩瀬郡、6期=の23票を上回った。

 青木氏は、2013(平成25)年11月~15年11月に第74代副議長を務めており、2度目の就任。

 主な補正は、医療機関で新型コロナによる院内感染が発生し、外来診療を休止・縮小した際の医療機関の減収分を支援する経費など。医療従事者への慰労金や手当金のほか、福島空港の利用回復を図るため、札幌線と大阪線の搭乗客に片道5000円(往復1万円)を返金するキャンペーンの事業費なども計上した。

 追加人事案では、県議会選出の監査委員に星公正議員(67)=自民、南会津郡、3期、収用委員に大学専任講師の市岡綾子氏(51)=郡山市=と団体役員の宮沢洋子氏(55)=会津若松市=を新任することに同意した。