室屋さん機体に「学生製作の部品」取り付け 開発プロジェクト

 
学生が製作したエアレース機の機体部品(黒いカバ-)の取り付けに立ち会う室屋さん(右)=17日午前、福島市・ふくしまスカイパーク

 学生がエアレースパイロット室屋義秀さん(47)の乗る機体部品を開発する「リアルスカイプロジェクト」で、参加する県立テクノアカデミーの学生5人は17日、自分たちで開発した部品を実際の機体に取り付けた。

 同プロジェクトは、室屋さんが運営するパスファインダーと県が3月に結んだ連携協定に基づく産業人材育成の一環。学生らの開発した部品を取り付けた飛行機を室屋さんが操縦し、来春ごろに福島の空を飛ぶことを目指している。

 学生たちが開発したのは空気の取り入れ口部分で、空気を届ける筒状の「ダクト」など。学生らは約3カ月で設計、製作を行った。県内企業も協力。金属機械部品製造の井部製作所(南相馬市)が設計や材料選びをアドバイスした。

 この日は、学生5人が福島市のふくしまスカイパークで、部品の取り付け作業を実施。機体にねじで固定したが、機体と部品の間にずれがあったため、部品を改良する予定だ。

 プロジェクトリーダーを務める渡辺陵さん(19)は「何から始めればよいか分からないところから目標を立てて取り組んできた。今日の失敗をしっかり修正していきたい」と意気込んだ。室屋さんは「部品を作ることは難しい作業。学生たちはよくやっている。ここからさらに難しくなるが頑張ってほしい」とエールを送った。