「成人式」新型コロナ対策へ...分散実施、PCR検査費補助など

 

 来月の成人の日に合わせ、県内各地で成人式が予定されている。県教委が17日発表したまとめによると、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、式典の延期や中止を決めた市町村がある。現時点で実施予定の市町村も、参加者を分けた「分散開催」や接触者確認アプリの活用、帰省者のPCR検査費用の補助などさまざまな感染症対策をして、「晴れ舞台」を開催しようと準備を進めている。

 県教委の1日時点の調査によると、多くの自治体が来年1月10日に成人式を予定している。

 対象者の多い、福島、郡山、いわき、会津若松の4市はマスク着用徹底や検温などの対策に加え、いずれも「分散開催」とした。

 例年通り13地区で開催するいわき市は、大勢の参加が見込まれる5地区を午前、午後に分け、会食を全会場で中止。メールで感染者との接触の可能性を知らせる、市独自の「あんしんコロナお知らせシステム」の利用も求める。担当者は「例年以上に注意を払い、一生に一度の行事を経験させたい」と話す。

 例年1000人程度が参加する会津若松市も会場(約1700席)の定員の半数以下に抑えるため2回に分ける。ツイッターなども活用し、参加者に大人数での会食を控えることなど、注意事項を呼び掛ける予定だ。

 対象者が県内最多の郡山市は出身中学ごとに午前と午後に分け、成人のつどいを開催。接触確認アプリの利用など、感染対策の徹底を呼び掛ける。

 福島市も2部制とした上で座席配置の間隔を確保、送迎のシャトルバスの乗車人数も減らし、恒例の自由交流は行わない。保護者から式典概要などの問い合わせが増えているという。

 また、桑折町や大玉村、泉崎村、矢吹町などは参加者のPCR検査や抗原検査の費用などを支援。国見町は出席希望する県外の人にPCR検査キットを郵送。他にも同様の対策を検討している市町村がある。参加できない人のため様子をライブ配信する自治体もある。