感染の学生...マスクせず行動 福島医大会見、車の相乗りや会食
福島医大は17日、新型コロナウイルスに感染した学生が車の相乗りやクラブ活動、会食など複数の場面でマスクを着用せずに行動していたことを明らかにした。基本的な感染症対策の不徹底により感染が広がったとみており、県庁で記者会見した副学長は「(医療を志す学生が)生活の場で対策を実践できておらず、緩んでいたことは重く受け止める」と述べた。
16日までに学生8人の感染を確認し、うち4人はクラブ活動などで一緒に行動していた。医大は、最初に感染が確認された学生を含めて75人を検査したという。福島市などで確認されているクラスター(感染者集団)との関係は「現状で分からない」(副学長)とした。
医大は学生の感染拡大を受け来年1月中旬までオンライン授業を実施する。自宅待機は20日までだが、今後の状況も踏まえ延長も含めて協議するという。
付属病院の鈴木弘行院長は病院のスタッフや患者に、感染した学生の濃厚接触者、または接触者はいないと説明。「病院への影響はないと考えられる」と述べた。病院は通常通り入院診療を行っている。
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