講師に磐城女子高卒の芥川賞作家・松村さん いわきで小説講座

松村さん(左)の講話に聞き入る参加者たち
吉野せい賞運営委員会といわき市は12、13の両日、同市の生涯学習プラザで芥川賞作家を招いた小説講座を開いた。
1991(平成3)年に「至高聖所(アバトーン)」で第106回の同賞を受けた松村栄子さん=磐城女子高(現磐城桜が丘高)卒=が講師を務めた。
中学生や高校生、成人計22人が受講した。小説を書く際の視点や文体、会話文の書き方、キャラクターやストーリーの考え方などについて解説が行われた。
松村さんは文章による情景描写や心理描写により、深層のストーリーが表現されていることなどを説明。参加者は講座を通し、作文と小説の違いや表現の手法について学んでいた。