ドローンを固定したまま飛行試験 ロボテス「アナライザー」導入

福島ロボットテストフィールドに導入された「ドローンアナライザー」
福島ロボットテストフィールド(南相馬市、浪江町)は18日、南相馬市原町区の風洞棟にドローンを飛ばさずに固定したまま飛行試験を行える装置「ドローンアナライザー」を導入した。外部電源をつなぎ、約100時間の飛行試験も可能という。
大分県産業科学技術センターとドローンの製造販売を手掛けるciRobotics(シーアイロボティクス、大分県)が約4年をかけて装置を共同開発した。
装置のアーム部分にドローンを固定して試験を行う。センサーで上昇力や動き方の特性などを測定し、積載能力などのデータを取得できる。長時間の試験を実施できるため能力の限界も把握できる。
シーアイロボティクスによると、ドローンの多くは手作りで、屋外での試験飛行中の落下や部品の欠落、長時間飛行による電池切れなどが課題となっており、導入した装置で安全な試験が可能になるという。
同社の小野俊二社長は「開発した装置はドローンの車検場のようなもの。ドローンの問題点を知ることができ、安全なドローン作りにつながる。福島の地で安全なドローン開発と点検制度の整備が進むことを期待している」と話した。
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