岩瀬農がグローバルGAP高校日本一 生徒ら挑戦振り返る

農作物の生産管理などに関する国際認証「グローバルギャップ(GAP)」を18品目で受け、取得品目数で高校日本一となった岩瀬農高の生徒らが17日、鏡石町の同校で会見し、"世界水準"の農業への挑戦を振り返った。
会見には、グローバルGAPのほか、畜産部門で3品目の国内認証「JGAP」取得に取り組んだ生徒たちが出席。野菜や果樹など各担当の生徒が「異物混入を防ぐため、夏の暑さの中でも指定の帽子やマスク、ジャケット、ズボンなどを着用して作業した」「当たり前を実行する大切さ、大変さを感じた」「苦労が報われうれしかった」「本県の農産物のPRにつながる」などと述べた。
代表の生徒らは「持続可能な開発目標(SDGs)とグローバルGAPを合わせた新しい考え方を取り入れたい」「後輩たちには継続認証を頑張ってもらいたい」と展望を語った。
同校は東京五輪・パラリンピックでの食材提供などを通した県産農産物の風評払拭(ふっしょく)を目指し、2018(平成30)年度から国際認証取得の取り組みを開始した。昨年11月に取得品目数が川之石高(愛媛県)と並ぶ「高校日本一タイ」の11品目とし、今年10月中旬の審査を経て11月18日付で7品目を追加で取得。計18品目となり、単独日本一となった。
畜産部門でも乳用牛・生乳、肉用牛、採卵鶏・鶏卵の3品目について11月20日付でJGAPを取得。同校によると、畜産部門の認証取得は汚物処理など難易度が高く、この3品目の同時取得は国内で初めてという。
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