患者の状況把握へセンサー設置 郡山・土屋病院で試験運用

 
マットレスの下に設置して体動や心拍などのデータを計測するセンサー

 郡山市の土屋病院は、ベッド上での体の動きや睡眠の状態を離れた場所から確認できる医療機器「安心ひつじα」の試験運用を始めた。入院患者の詳細な状況把握や、新型コロナウイルスの感染リスク軽減などに役立てる。

 医療介護サービスを手掛けるエヌジェイアイ(同市)などが開発した機器で、同社によると一般病棟への導入は初めて。マットレスの下に設置して体動、心拍、呼吸、離床の四つのデータを計測し、パソコンなどを通じて確認できる。体に直接装着しないため、利用者にストレスを与えず計測できるという。

 同病院では10日に機器5台を設置した。認知症などで指示が伝わりにくい患者から呼び出しがなくても、ナースステーションで離床を把握したり、定期的なバイタル測定など看護師の仕事を補完したりと、さまざまな場面で活用されているという。

 今後は、効果を検証した上で設置台数を増やすことや、介護老人保健施設など関連施設への導入も検討する。