ベンチャーの資金調達支援へ 南相馬市、20企業と連携協定

南相馬市に拠点を置くベンチャー企業などの資金調達を支援するため、市は21日、ベンチャーキャピタル(投資会社)や金融機関など県内外の20企業と連携協定を結んだ。市は今後、協定を結んだ企業に対し市内のベンチャー企業を紹介したり、交流の機会を設けるなど仲介役を果たす。
市によると、ベンチャー企業支援を目的に自治体が20以上の企業と協定を結ぶのは全国で初という。同市では福島ロボットテストフィールド(南相馬市、浪江町)の整備に合わせて大企業や大学に加え、ベンチャー企業の進出が増加。協定を通して将来の成長が見込まれるベンチャー企業が、投資を受けやすくする狙いがある。また、市は来年、ベンチャー企業に対する補助金の引き上げなども検討するという。
締結式は同日、同市原町区で開かれ、門馬和夫市長と締結者が協定書を交わした。その後、福島ロボットテストフィールドで交流会も行われた。市は「ベンチャー企業が市の新産業となるよう、今後もイベントなど継続して開催し、マッチングの機会を増やしていく」と語った。
協定締結企業次の通り。
あぶくま信用金庫、イノベーション・エンジン(東京)FVCTohoku(岩手)七十七銀行(宮城)常陽銀行原町支店、相双五城信用組合原町支店、大東銀行原町支店、大和企業投資(東京)東邦銀行原町支店、凸版印刷(東京)DRONEFUND(東京)日本クラウドキャピタル(東京)日本政策金融公庫(東京)日本戦略投資(東京)ファンドクリエーション(東京)福島銀行、フューチャーベンチャーキャピタル(京都)MAKOTOキャピタル(宮城)ラック(東京)リアルテックホールディングス(東京)
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