漁船から海に転落か 相馬沖、1人死亡・1人行方不明

 

 21日午前8時15分ごろ、相馬市鵜ノ尾埼灯台の東約18キロ沖で、メバル漁の試験操業をしていた相馬双葉漁協所属の漁船(4.8トン、乗組員2人)が無人で漂流していると、同漁協を通じて福島海上保安部に通報があった。

 船主の同市、男性(69)が海に浮かんでいるところを心肺停止の状態で発見され、搬送先の病院で死亡した。乗組員の同市、男性(32)は行方不明。福島海保によると、漁船に衝突の跡はなく、漁の最中に海に転落したとみられる。エンジンはかかっていたが進まない状態だった。

 同漁協によると、漁船は21日午前2時30分ごろ、松川浦漁港を出港。同7時10分ごろ、漂流している様子を不審に思ったほかの船の漁師が船内を確認し、乗組員がいないことを確認した。付近を捜索し、同8時35分ごろ、船の発見場所から南西約2.5キロの海上で69歳男性を発見した。

 32歳男性の行方が分からないままになっており、漁船約60隻や巡視船、ヘリなどで捜索したが、発見できなかった。捜索は午後5時で打ち切り、22日は午前7時ごろ再開する。漁船発見当時、周辺は晴れていたが三陸沖に海上風警報が出ていた。

 同漁協によると、69歳男性は以前は1人で漁をしていたが、数年前から乗組員を借り受ける形で32歳男性が同乗していた。