福島市小中学校...1日早く「終業式」 新型コロナ緊急警報受け

福島市内の小中学校などで22日、終業式が行われた。市と市医師会が出した新型コロナウイルス緊急警報を受けて23日が臨時休校となったため1日早い実施となった。子どもたちは教室で通知表を受け取り、元気に冬休みを過ごして再会することを約束していた。
このうち笹谷小では、感染防止対策のため終業式はそれぞれの教室で行われ、佐藤和暁校長が校内放送で「皆さんが3学期の始業式に元気に登校できることを願っています」と話した。
感染予防に気を付けながらながらの冬休みとなることから、男子児童(7)は「友達と会えないから悲しい」と寂しげな表情で話した。女子児童(7)は「2学期が早く終わる分、勉強ができない」と話し、既に3学期の授業が待ちきれない様子だった。
23日に休校するのは市内の小学校48校、中学校20校、特別支援学校1校、幼稚園10園。3学期は当初の予定通り来年1月8日に始まる。
市教委の横山貴英学校教育課長は冬休みの過ごし方について「必要以上にコロナを恐れることはないが、自分や大切な人を守るため、主体的に感染予防してほしい」と対策の徹底を呼び掛けた。
他市町村は23日実施
県内の多くの市町村立小中学校では、23日に終業式、来年1月8日に始業式を予定している。
いわき市や会津若松市など、新型コロナウイルスの感染拡大による学習の遅れを補うため冬休みを短縮して授業を行う自治体もある。
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