「ミネアポリス美術館・日本絵画の名品展」県立美術館で7月開幕

 

 浮世絵や水墨画など優れた日本美術作品を有する米ミネアポリス美術館のコレクションを集めた企画展「ミネアポリス美術館―日本絵画の名品展」が2021年7月8日~9月5日、福島市の県立美術館で開かれる。

 中世~近代の水墨画、やまと絵、浮世絵など名品約90点を公開。東洲斎写楽や葛飾北斎の浮世絵をはじめ、一世を風靡(ふうび)した狩野派(かのうは)や琳派(りんぱ)の華やかな屏風(びょうぶ)絵、伊藤若冲(じゃくちゅう)や曾我蕭白(しょうはく)、河鍋暁斎(かわなべきょうさい)ら「奇想の画家」と呼ばれる個性派の作品まで、世界に影響を与えた日本画のトップランナーたちを紹介する。

 雪村周継、谷文晁(ぶんちょう)、浦上春琴はそれぞれ三春、白河、会津にゆかりがある。そうした本県関連作家の作品も展示。19年に県立美術館で開かれた伊藤若冲展で大きな話題を集めた作品も再び福島を訪れる。里帰りした日本美術の数々を目の当たりにできる貴重な展覧会となる。

 1883年に米ミネソタ州に設立されたミネアポリス美術館は世界の美術作品約9万点を所蔵する。初期に約3000点の浮世絵作品を所蔵したことが現在の日本美術コレクションの基礎となっている。21世紀に入り、クラーク財団など世界的コレクターなどから多くの絵画や工芸品が寄せられ、米国で屈指の日本美術作品を収集する美術館として注目を集めてきたが、コレクションの全体像は紹介されていなかった。今回その全貌が明らかになる。