小惑星探査機「はやぶさ2」成功は誇り!福島県内8企業・団体

 
内堀知事にプロジェクト成功の達成感や開発秘話を報告した参加企業・団体の代表

 小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクトに参加した県内の8企業・団体の代表は22日、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、事業成功の達成感や開発秘話を披露した。「人と夢をつなぐ経験ができ、誇りに思う」「結果が分かるまで気が気じゃなかった」。快挙を支えた技術を紹介する8人に、内堀知事は「まさに『ふくしまプライド』だ。ものづくりの誇りを次代に伝えてほしい」と賛辞を贈った。

 全般に携わった会津大の出村裕英教授は小惑星りゅうぐうの模型を持参し、着陸場所の選定に苦労した経過を説明。カプセル回収用のパラシュートを担当した藤倉航装の福原剛常務は「失敗したら全てうちの責任になる」と、全工程が順調に進んだからこそプレッシャーが大きかったことを明かした。

 りゅうぐうに衝突装置を打ち込み、人工クレーターを形成する作業は「目隠ししてやぶさめの的を射る」と例えられた最高難度のミッションだった。装置の開発に携わった4社の代表は「(厚さ)1ミリで十分な強度が必要だった」「何度も設計を変更した」などと、各分野で求められた技術水準の高さを解説した。

 8企業・団体の担当分野次の通り。

 会津大(会津若松)=近赤外線分光計の観測▽NECプラットフォームズ(福島)=通信機器を動かす電源装置設計・組み立て▽古河電池(いわき)=衛星探査機用リチウムイオン電池▽藤倉航装(田村)=カプセル回収用パラシュート▽日本工機(西郷)=衝突装置円錐型の爆薬▽東成イービー東北(郡山)=衝突装置への電子ビーム溶接▽石川製作所、タマテック(鏡石)=衝突装置の容器と銅板製作