福島県内、12月の感染312人 80代男性死亡、病床使用率37.3%

福島大関係のほか、県と東京電力は24日、県内で新たに19人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県は、県内の医療機関に入院していた80代男性が23日に死亡したとも発表した。死亡は15人目。
県内の感染確認は計813人となり、12月だけで312人に上った。19人のうち18人は23日に、東電福島第1原発に勤務する県内に住む40代の作業員男性は24日に陽性と判明。第1原発構内の感染確認は初めて。
男性は18日に発熱の症状が現れ、医療機関で胃腸炎と診断された。21、22の両日に出勤し、22日の業務終了後に発熱した。構内に出入りする車両の放射線管理などの業務を担っていたという。東電は「廃炉作業に影響はない」とした。
県は、23日までに9人が退院したとも発表した。入院者(予定含む)は175人で、確保病床469床に占める使用率は37.3%。重症者は6人で、10人が宿泊療養中。
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