12月急増、福島市長「最大限の警戒を」 6クラスター、158人感染

 

 今月に入り、急速な感染拡大が続く福島市。県に対し、飲食店に時短営業を要請するよう求めた福島市の木幡浩市長は24日、記者会見し、「緊迫する状況が続いている。市民には最大限の警戒をお願いしたい」と強い言葉で感染対策を呼び掛けた。

 市内の感染者数は10月6人、11月35人で推移してきたが、今月に入って一気に急増し、24日には200人を超えた。急増の要因はクラスター(感染者集団)が相次いで発生したためだ。

 4日に発表されたスナックでの市内初のクラスター以降、事業所、忘年会、病院2施設と次々に判明し、24日には福島大生による6例目が発生した。

 六つのクラスターは、市の分類では一次感染が計96人、二次感染以降が計62人で合計で158人となっている。このうち一次感染は福島西部病院の46人が最多で、内訳は患者27人、職員16人、出入り業者3人。患者の中には複数の退院者にも感染が確認されている。

 一方で11日から始まった市中心部の飲食店のPCR検査では、22日現在で245施設713人の検査を実施した。その結果、2施設3人の陽性が確認された。

 感染者の急増を受け、市は医療体制が逼迫(ひっぱく)しているとして、年末年始に不要不急の外出を控えることなどを市民に呼び掛ける「緊急警報」を出した。木幡市長は「新型コロナウイルスはすぐそばにいる。もしかすると自分かもしれないとの立場に立って、万全の行動で感染防止に努めてほしい」と訴えた。